2019年

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今更ながら安倍談話について~倉山満「歴史戦は『戦時国際法』で闘え」と中西輝政「外務省に奪われた安倍外交」を読んで

 本当に今更ですが、前回の感想に加えて安倍談話について語りたいと思います。最初に談話を聞いたときに感じた事。「あの戦争には何ら関わりのない、私たちの子や孫、そしてその先の世代の子どもたちに、謝罪を続ける宿命を背負わせてはなりません。」この言葉は良かったかなあ。と、しかし、この談話の中で使われた「民族自決」の言葉に、なぜこの言葉を使わなければならなかったのかと思いました。  その後こちらの報告書を読 […]

倉山満 歴史戦は『戦時国際法』で闘え 感想

   久しぶりの倉山先生の著書の感想。書けてないの何冊たまってるんだろう(大汗)。順次書いていきます。  こちらは4月24日に出た新刊。年表入れて111ページと言う適度なボリュームでするすると読めました。最近のご著書は300ページ超えのものも多かったですからねえ。たくさん読めるのは嬉しいのですけど。  それで、ページを開くといきなり笑点のネタと「北岡伸一氏は悪い奴だ」から始まるという。笑いの要素も […]

すめらみこといやさか!ブログ開設二周年!

 細々と更新しております。皆様のおかげでこのブログも二周年を迎えることが出来ました。  1周年の時はブログを始めることにしたきっかけについて語りました。 検索 すめらみこと ブログ開設1年! すめらみこといやさか!  今回はなぜブログと言う手段だったかについて、一つきっかけになったエピソードを書こうと思います。  2年前の10月1日。消費税が8%になることを安倍首相が決定して記者会見を行いました。 […]

倉山満「検証 財務省の近現代史」感想

 今年の4月に消費税が8%に上がりました。現在は来年の10月に10%にするかどうかが議論されています。4月の増税でどのようなことが起こっているのかは、私の先日のブログでも書きました。このタイミングでの増税は絶対すべきではありません。 #反動減はリーマンショック級 10%の消費増税は無理  なぜ財務省はここまで増税を強力に推し進めるのでしょうか。本書は財務省がどのような官庁なのか、その150年の歴史 […]

カルロス・ゴーン氏保釈 日本の司法制度を学ぶために今こそ読みたい3冊 『検証 検察庁の近現代史』『不徳を恥じるも私心なし 冤罪獄中記』『オウム死刑囚 魂の遍歴』

 平成30年11月19日に金融商品取引法違反(有価証券報告書の虚偽記載)の疑いで東京地検特捜部に逮捕されたカルロス・ゴーン氏ですが、3回目の保釈請求の末3月6日に保釈されました。勾留期間は108日でした。  この件について、外圧に屈するなと言った意見から、日本の人質司法は人権無視だ!との声も聞かれます。果たして日本の司法制度に問題はないのか。新聞やネットの記事だけでは今一つスッキリしない方のために […]

倉山満 お役所仕事の大東亜戦争 感想

 今回は(も)力作です。331ページで1200円(外税)とはなーんてリーズナブル!  倉山先生の大東亜戦争に関する本は単著では4冊目になると思いますが、今回は大日本帝国の統治機構や内閣の変遷を踏まえて語られます。元老の役割、衆議院との関係、宮中、陸軍、海軍、官僚機構などの間にどのような力関係があるのかを知ることで、単純に出来事だけを追っていたのでは見えないものが見えてきます。この辺が、単に歴史だけ […]

上念司 倉山満 説教ストロガノフ ネオ東京裁判 感想

 説教ストロガノフももう3冊目。今回はチャンネルくららで放送された「掟破りの逆15年戦争」の書籍化です。 戦後70年特別企画「説教ストロガノフ 掟破りの逆15年戦争~戦争責任とは敗戦責任である」  今回は、ポツダム宣言を受け入れた1945年から、満州事変が勃発した1931年までを新しい出来事から辿ってゆき、なぜ日本は亡国への道を歩んでしまったのか、どの時点なら最悪の事態を回避出来たのか、そして真の […]

和田政宗 戦後レジームを解き放て! 感想

 次世代の党の政調会長、和田正宗先生。先日のニコ生の対談も面白くて有益なものでしたが、参議院での質疑も本当に素晴らしかったですね。 和田政宗議員と安倍晋三総理大臣の素晴らしい議論(2015年7月29日) (現在動画は削除されています)  衆議院での他の野党のあのむなしい質疑は何だったのかと思いました。もう、次世代の党だけでいいのではないかと思ってしまいます。次の日の中山恭子先生の質疑も拉致被害者を […]

倉山満・杉田水脈 みんなで学ぼう日本の軍閥 感想

 インターネット放送のチャンネルくららで放送されていた同タイトルの番組の書籍化です。 みんなで学ぼう!日本の軍閥  番組もとても面白かったのですが、やはり文字になっているのを改めて読むと頭に入りやすくて助かります。番組の中のお二人の楽しげな様子がそのままに本になっています。  「軍閥」というとどのようなイメージを持たれるでしょうか。こちらで言われる軍閥は中華民国のような地方に割拠している軍閥ではな […]

上念司 「高学歴社員が組織を滅ぼす」 感想

 上念司先生がトークライブなどで良く話している優秀な現場と脆弱なマネジメント。それについて詳しくかつ分かりやすく書かれた作品です。  この本のタイトルを見てまず「高学歴社員ってどんな人のこと?」と疑問に思います。ここで言う高学歴社員とは偏差値の高い大学を出た人のことを単純にさしているのではありません。ここでの高学歴社員の定義は本の中でも説明がありますが、帯に簡潔に書いてあるのを引用すると ① とに […]

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