2020年5月

江崎道朗 日本外務省はソ連の対米工作を知っていた 感想

 日本にはインテリジェンス機関がない、スパイ防止法もない、だから作らなければいけない。 最もな意見です。 しかしながら、インテリジェンス機関を作れば、スパイ防止法を作ればそれで足りるのでしょうか? なぜ大日本帝国は滅びたのでしょうか? こちらの江崎道朗先生の著書『日本外務省はソ連の対米工作を知っていた』を読めば日本のインテリジェンスが決して脆弱ではなかったことを思い知らされます。 こちらの著書で […]

7日間ブックカバーチャレンジ 7日目 デビルマン

  • 2020.05.14

7日間ブックカバーチャレンジ、7日目。 最終日はこちら日本人必読の大傑作、永井豪の『デビルマン』です。 って、ブックカバーチャレンジなのにカバーはずれてるし! 3巻も一緒に。 デビルマンが傑作なことはもう私が語るまでもなく語りつくされていることですが、あえて、やはり、今だからこそこの作品を紹介させていただきます。 どんなに傑作といってもやはり昭和40年代の作品、1巻の読み始めはあまりの感覚の古さに […]

7日間ブックカバーチャレンジ 6日目 姑獲鳥の夏

7日間ブックカバーチャレンジ、6日目に紹介するのは、京極夏彦の『姑獲鳥の夏』です。 京極夏彦の大ヒット『百鬼夜行』シリーズ第一弾。 「この世には不思議なことなど何もないのだよ」 京極堂のこのセリフに尽きるのですが、読者は京極夏彦の仕掛けに騙され、最後の最後まで本来謎ですらない出来事すら、説明不能な怪奇のように思わされてしまうのです。 20カ月以上身ごもり続ける妊婦、密室で行方不明になった夫。 謎は […]

7日間ブックカバーチャレンジ 5日目 闇の公子

7日間ブックカバーチャレンジ、5日目。 今回ご紹介するのはタニス・リーの『平たい地球』シリーズの第一作目『闇の公子』。 表紙のイラストは萩尾望都先生です。 美しい妖魔と人間の織りなすダークファンタジー。 4日目に紹介した『はてしない物語』は、ファンタジーの世界に遊んだあとは現実に着地しましたが、こちらはひたすら現実を忘れ、耽美な世界を楽しみたいときにオススメします。 著者のタニス・リー氏は残念なが […]

7日間ブックカバーチャレンジ 4日目 はてしない物語

7日間ブックカバーチャレンジ、4日目。 児童文学の傑作、ミヒャエル・エンデの『はてしない物語』です。 これこそ、ブックカバーチャレンジにふさわしい一冊。 外枠を外した状態はこちら。 母親を亡くし、父親と二人で生活している気弱ないじめられっ子、太っていて外見にもコンプレックスがある、でも本を読むのが何よりも好きなバスチアン少年が不思議な本の世界に入りこんでしまうという傑作ファンタジー。 『はてしない […]

7日間ブックカバーチャレンジ 3日目 銀河英雄伝説

7日間ブックカバーチャレンジ 3日目。 今回は私が紹介するまでもない大ヒット長編小説、田中芳樹の『銀河英雄伝説』です。 小説だけでなくアニメも大ヒット! 現在でも人気漫画家、藤崎竜氏によりコミック化し、アニメも新作が作られています。 『銀河英雄伝説』だけでなく、『創竜伝』、『アルスラーン戦記』、『タイタニア』など長編作品の大ヒット作品を多数出している田中芳樹先生ですが、なんといっても一番有名なのは […]

7日間ブックカバーチャレンジ 2日目 吸血鬼ハンターD

7日間ブックカバーチャレンジ 2日目。 今回、紹介するのは菊地秀行の傑作SFシリーズ『吸血鬼ハンターD』です。 こちらを初めて読んだのは高校1年生の時でした。 通っていた高校の図書館にあったのですが、あっという間に夢中になり当時発売していた4作目まで買いそろえました。 現在36作品も刊行されている超人気&ロングセラー作品です。 西暦12090年。 1999年の全面核戦争の後、ミュータントのはびこる […]

7日間ブックカバーチャレンジ 1日目 ラビリンス 迷宮

現在、FBやツイッターで7日間ブックカバーチャレンジなるものが流行っているようです。 目的とルールは ●読書文化の普及に貢献するためのチャレンジで、参加方法は好きな本を1日1冊、7日間投稿する ●本についての説明はナシで表紙画像だけアップ ●都度1人のFB友達を招待し、このチャレンジへの参加をお願いする となっていますが、せっかく書評ブログを立ち上げているので、表紙画像のみではなく、内容やこちらの […]