「ジャパニズム」16号感想

すめらぎいやさか!!
本日は天皇陛下のお誕生日。
つらつらと日本の教育などなど、考えつつ先日買った「ジャパニズム」を読む。
神谷宗幣氏の「反日教育の原点と現状」
反日教育が行われるようになった歴史的背景、現在の教育などのレポートだが、氏の
「小学校から高校までのこうした教育のしくみの中で、真面目で優秀な生徒ほど左傾化した反日思想を持つのではないかと私は考えている」との言葉にはうなづけるところがある。
自分自身のことでいうと、高校を卒業したころの私はうっすらとしたサヨク思想の持主であった。そしてそのような思想に至ったのは、学校の教育もさることながら、友人たちが紹介してくれた歴史に関する本などの影響が強かった。自分が優秀な生徒だったというつもりはないが、ネットのなかった時代、自ら進んで学ぼうという気持ちが強いものほど、結局そういった思想にさらされる危険性も高いのだ。
KAZUYA氏の「2000人のアンケート 生徒からの告白 私たちはこんな教育を受けてきた」
君が代の歌詞の上にアリランとかどこの国の教師だよ・・。しかしこのくらい狂っていれば逆に洗脳されずに済むかもね。私自身はそれほど強烈な反日教育を受けた記憶はない。しかしうっすらと「日本は韓国に悪いことをした」とか「自衛隊は危険な組織。日本国憲法は世界に誇れる平和憲法」なんてことは思っていた。このなんとなくにおわせるというのは曲者で、強烈に反論できるようなものでない限り、子供は信じてしまう恐れがあるのだ。
倉山満氏の「増税政局 その裏側と行く末」
ちょっと他の記事に比べると異質な感じがするが、倉山氏の著書はその内容が歴史であれ憲法であれ、日本の現状に対する警告にあふれている。最後の「死にゆく者たちへ」という節は同世代の自分にとっても胸の痛くなる話だ。私も、学校を卒業して働く時期にバブルが崩壊し、ずっと経済が不調の時代を生きてきた。私の中学生の息子など、日本が元気だった時代を一度も知らないのだ。私が子供の時には、がんばっていればいろんなことがよくなっていく、という空気が確かにあったと思う。それをまったく知らずに育つことが若者たちの心にどのような影響を与えるのだろうか。
※こちらの記事は平成25年12月23日に書かれたものです。
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