経済評論家、上念司先生の新刊です。上念先生は難しい経済のことをわかりやすく、面白く語れるだけではなく、実は歴史についてもかなり造詣が深い方ですので、今回の本はとても楽しみでした。そして期待以上の作品でした。 なぜ日本があのような戦争をしてしまったのか、それがジオ・エコノミクス(地政経済学)によって検証されます。聞きなれない言葉かもしれませんが、ジオ・エコノミクスとは、経済を一つの手段として相手 […]
倉山先生の4か月ぶりの新刊は帰ってきた嘘だらけシリーズ。前回の「嘘だらけの日韓近現代史」から1年3か月ぶりです。 前回の3作は通史を紹介して、その誤りを正していくと手法でしたが、今回もそれを取り入れつつまた違った切り口で書かれています。今回は章ごとに登場人物紹介があるのですが、それがいちいち面白い。途中架空の人物が出てきたりするのですが、なるほどこの人のモデルってそうだったんだ、言われてみれば […]
この論文を読むことになったきっかけ。Twitterのタイムラインで「佐々木惣一は天皇退位論者。倉山満はそんな人を高評価してる。ファンは西部中野組の天皇退位を叩くのに、倉山さんの評価している人の天皇退位はスルーするのか」という趣旨のツイートが流れてきました。 かの人物は最近、執拗に根拠の乏しい理由で倉山先生を叩いていて、私は以前フォローしていたのですが、余りに目障りになったのでフォ […]
1年前のすめらぎいやさかの声とともに始まったこのブログ。始めてから1年がたちました。最初は1日1人訪れるかどうかだったこのブログ、現在なんと延べ8900人以上の方が訪れています。本当にありがたいことです。 私がブログを始めた動機は3月のエントリーで述べています。 私にとって保守とは ただ始めることにしたきっかけはここに書いていないことがあります。私はこのブログを始めるまで、外に向けて発信を […]
Youtubeの登録者数22万人を超える人気Youtuber KAZUYAさんの4冊目の本。 こちらは先日高岡エクールで行われた「KAZUYA×KAMIYA in 富山」で購入しました。実際に見るKAZUYAさんは背が高く色白のイケメンでした。お話も楽しかったのですが、本当に真面目に日本のことを考えている姿に好感が持てました。共演者の神谷宗幣さんもすごく熱い方で、神谷さんの自分の思いを人に伝え […]
世の中、なんとなくそう思っていることって多いですよね。なんとなく、日本は戦前アジアの人たちに悪いことをしたようだ、教育勅語って天皇に忠誠を誓う軍国主義者を作るためのものだったのだそうだ、消費税を上げなければ日本は破産してしまうようだ。そのなんとなくって本当にそうでしょうか。 教育勅語を読んでみましょう。全くもって当たり前のことしか書いてありません。では何でこれをGHQは禁止したのでしょうか。そ […]
日本は侵略国家だったのか。 田中上奏文という日本が世界征服を企てていたかのようなプロパガンダ文書がありますが、果たしてそのような野心を持って日本は支那事変や大東亜戦争を戦ったのか。この本を読むとそんなことがありえないことがわかります。いかに準備不足の中、日本が戦争に突入したのか、いかに情報を軽視していたか、そして大戦略を持たずに戦争をするということがどのような結果をもたらすのか、それを思い知ら […]
またまた過激なタイトルの本作。日教組の先生とか叫びだしそうです。 最近安倍総理のことを独裁者だのファシストだのと言ってデモをやる人がいますが、彼らはファシストやファシズムの意味を分かっているのでしょうか。そもそも安倍首相がヒトラーのような独裁者だったら、安倍首相の首のマネキンをホイルローダーで引かせるようなデモができるはずがありませんよね。集団的自衛権の件で安倍首相を軍国主義者だ […]
上念司先生と倉山満先生、中央大学辞達学会の先輩・後輩コンビによる対談。普段WEB番組の「チャンネルくらら」やトークライブで一緒に活動しているお二人ですが、共著は初めて、こちらは雑誌「voice」に掲載されていた「説教ストロガノフ」を大幅に加筆されたものです。 まずVoice掲載時のタイトル「説教ストロガノフ」。こちらは雑誌Willの人気連載「蒟蒻問答」のアンチテーゼだそうです。問答が通用するよ […]
前作「大間違いの太平洋戦争」からひと月もたたずに新刊。感想を書くのが追いつかないこの頃。またまた結構衝撃的なタイトルの本作。 「大間違いの太平洋戦争」は日英関係を軸に見て大東亜戦争を語るものでしたが、今回の作品はロシア、主にスターリンからみた日本及び大東亜戦争が語られます。同じ時期の歴史でも、視点を変えることでまた違った様相が浮かび上がります。 明治維新の頃、海のチャンピオン大英帝国の覇権に […]