2020年

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倉山満 ウッドロー・ウィルソン 全世界を不幸にした大悪魔 感想

 大人気、「嘘だらけ」シリーズの1冊目、『嘘だらけの日米近現代史』 それから本著の冒頭にあげられているように17冊にもわたって、ウッドロー・ウィルソンに対して批判を続けてきた倉山満先生による、ウッドロー・ウィルソンに関しての1冊。 倉山先生お腹いっぱいです! ウッドロー・ウィルソンに関して一般的にはどのように認識されているのでしょうか? 教科書的に言えば、「世界平和と国際協調をうたう国際連盟の設 […]

倉山満 保守とネトウヨの近現代史 感想

   『保守とネトウヨの近現代史』 このタイトルで倉山満先生が書くのだから面白くないはずがない!と読む前から断言できるような1冊。 読み進めると、予想通りであっという間に読み終えることができました。 〇ネトウヨとは何か? ネット右翼、略してネトウヨ。 ネット右翼とはどのような人たちなのか。 ネトウヨと言いつつ、ネット空間にだけ存在するわけでもなく、実際に街宣活動などを行う人たちもいる […]

倉山満 若者に伝えたい 英雄たちの世界史 感想

 私たちはなぜ歴史を学ぶのか? 理想の世界史教科書とはどういうものなのか? その答えを教えるのではなく、考えるための材料となる倉山満先生の新刊です。 こちらの著書ですが、中学生でも読めるように書かれたということで非常に読みやすく書かれています。 学校教育の問題とは何か? 勉強は教えるけど、勉強の仕方は教えない。 勉強は教えるけど、なんのために勉強が必要なのかを教えない。 そんな中、学校で与えられ […]

倉山満 桂太郎ー日本政治史上、最高の総理大臣 感想

今求められる総理大臣像とはどのような人物なのでしょうか? 不平等条約を押し付けられた我が国日本を、列強と並ぶ大国にのし上げた名宰相、桂太郎。 桂の若き日から非業の最後まで、そして桂が描いた未来と今後に続く課題までが書かれた、まさに「どうなるかではなくどうするか」を考えるための倉山満先生の新著です。 桂太郎とはどのような人物なのでしょうか? 人心掌握にたけ、ニコッと笑って肩をポンと叩いて人を籠絡させ […]

江崎道朗 日本外務省はソ連の対米工作を知っていた 感想

 日本にはインテリジェンス機関がない、スパイ防止法もない、だから作らなければいけない。 最もな意見です。 しかしながら、インテリジェンス機関を作れば、スパイ防止法を作ればそれで足りるのでしょうか? なぜ大日本帝国は滅びたのでしょうか? こちらの江崎道朗先生の著書『日本外務省はソ連の対米工作を知っていた』を読めば日本のインテリジェンスが決して脆弱ではなかったことを思い知らされます。 こちらの著書で […]

7日間ブックカバーチャレンジ 7日目 デビルマン

  • 2020.05.14

7日間ブックカバーチャレンジ、7日目。 最終日はこちら日本人必読の大傑作、永井豪の『デビルマン』です。 って、ブックカバーチャレンジなのにカバーはずれてるし! 3巻も一緒に。 デビルマンが傑作なことはもう私が語るまでもなく語りつくされていることですが、あえて、やはり、今だからこそこの作品を紹介させていただきます。 どんなに傑作といってもやはり昭和40年代の作品、1巻の読み始めはあまりの感覚の古さに […]

7日間ブックカバーチャレンジ 6日目 姑獲鳥の夏

7日間ブックカバーチャレンジ、6日目に紹介するのは、京極夏彦の『姑獲鳥の夏』です。 京極夏彦の大ヒット『百鬼夜行』シリーズ第一弾。 「この世には不思議なことなど何もないのだよ」 京極堂のこのセリフに尽きるのですが、読者は京極夏彦の仕掛けに騙され、最後の最後まで本来謎ですらない出来事すら、説明不能な怪奇のように思わされてしまうのです。 20カ月以上身ごもり続ける妊婦、密室で行方不明になった夫。 謎は […]

7日間ブックカバーチャレンジ 5日目 闇の公子

7日間ブックカバーチャレンジ、5日目。 今回ご紹介するのはタニス・リーの『平たい地球』シリーズの第一作目『闇の公子』。 表紙のイラストは萩尾望都先生です。 美しい妖魔と人間の織りなすダークファンタジー。 4日目に紹介した『はてしない物語』は、ファンタジーの世界に遊んだあとは現実に着地しましたが、こちらはひたすら現実を忘れ、耽美な世界を楽しみたいときにオススメします。 著者のタニス・リー氏は残念なが […]

7日間ブックカバーチャレンジ 4日目 はてしない物語

7日間ブックカバーチャレンジ、4日目。 児童文学の傑作、ミヒャエル・エンデの『はてしない物語』です。 これこそ、ブックカバーチャレンジにふさわしい一冊。 外枠を外した状態はこちら。 母親を亡くし、父親と二人で生活している気弱ないじめられっ子、太っていて外見にもコンプレックスがある、でも本を読むのが何よりも好きなバスチアン少年が不思議な本の世界に入りこんでしまうという傑作ファンタジー。 『はてしない […]

7日間ブックカバーチャレンジ 3日目 銀河英雄伝説

7日間ブックカバーチャレンジ 3日目。 今回は私が紹介するまでもない大ヒット長編小説、田中芳樹の『銀河英雄伝説』です。 小説だけでなくアニメも大ヒット! 現在でも人気漫画家、藤崎竜氏によりコミック化し、アニメも新作が作られています。 『銀河英雄伝説』だけでなく、『創竜伝』、『アルスラーン戦記』、『タイタニア』など長編作品の大ヒット作品を多数出している田中芳樹先生ですが、なんといっても一番有名なのは […]