KAZUYA 反日日本人 感想

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 Youtubeの登録者数22万人を超える人気Youtuber KAZUYAさんの4冊目の本。

 こちらは先日高岡エクールで行われた「KAZUYA×KAMIYA in 富山」で購入しました。実際に見るKAZUYAさんは背が高く色白のイケメンでした。お話も楽しかったのですが、本当に真面目に日本のことを考えている姿に好感が持てました。共演者の神谷宗幣さんもすごく熱い方で、神谷さんの自分の思いを人に伝えることが難しい、国のことを思って話をしているのに周りの人からは右翼呼ばわりされて悩んだという話には私も同じ悩みを抱えているので共感しました。話し方とか話題の振り方って大切ですよね。

 本の内容は、KAZUYAさんのブログで集めたアンケートに従って進みます。
 君が代を教えないのにアリランを歌わせる学校とか本当にどこの国の学校なんでしょうね。アンケートについて詳しく触れるのは避けますが、我が国の教育現場がいかに病んでいるのかが、わかる結果でした。もちろんひどい先生ばかりではないのですが、根本からいろんなところでおかしくなっているのだなあと。前回の「逆にしたらよくわかる教育勅語」の感想でも取り上げましたが、戦後の日本の教育がかなり歪められていることは間違いありません。

 私はいわゆる田舎で、今風に言えば保守色の強い地域で育ったのでしょう。祝日には国旗を飾り、行事ごとに君が代を歌う。小学6年生の時は君が代のピアノの伴奏をしたこともあります(プチ自慢)。この本来当たり前のことが当たり前に行われない地域や学校がある。北海道出身のKAZUYAさんが富山の講演で「君が代を学校で歌ったことのある人」と聞いた時、みんなが手を挙げたのを見て驚いたように、地域で大きな差があるようです。

 しかし、自分の国の国家が歌えなかったり、国旗を掲揚するとそれを引きずりおろそうとする国が日本以外でどれくらいあるのでしょうか。学校で教師が君が代のピアノ演奏を拒む国、それを表現や良心の自由だという国。愛国心という言葉を使うと右翼だと揶揄される国。これを異常だと思えない感性こそ異常なのではないかと私は思います。

 現代の日本にはさまざまな周辺諸国からの脅威があります。日本の側からも最近では中国や韓国に対してのバッシングも強くなってきています。しかし、本当に怖いのは何でしょう。外国からの脅威は目に見えやすい、でも内側は?本当に怖いのは中から日本を壊していく反日日本人なのです。外からの攻撃に備えるのはもちろんですが、自分たちを内部から壊していくこの反日日本人を日本人自らどうにかしなければ問題は解決しないのです。中からの侵略に関してはこの「反日日本人」でも取り上げられている「スイスの民間防衛」に詳しいのでこちらもぜひ一度読んでいただきたいです。当ブログでも取り上げています。

民間防衛 スイス政府編 感想

 KAZUYAさんのような若い方が世の中に出てきて、わかりやすくメッセージを発信してくれるのは本当にありがたいことです。最近は動画発信のみならず、各地での講演、本の出版など幅広く活躍する彼の今後に期待したいと思います。

※こちらの記事は平成26年12月11日に書かれたものです。